ブックタイトルKomatu Garden Rose Collection 2014-2015

ページ
5/84

このページは Komatu Garden Rose Collection 2014-2015 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

Komatu Garden Rose Collection 2014-2015

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

Komatu Garden Rose Collection 2014-2015

L’eonardo da VinciMei & Icebergバラの香りは思い出とともに「バラの香り」と聞いて、あなたが思い描くのはどのような香りですか?私のバラの香りの思い出は、幼い頃に温室の中で嗅いだ黒バラのシャルル・マルランの甘いダマスクの香り。はじめて海外から取り寄せて咲かせたダマスクローズのカザンリクの濃厚でスッと溶け込むような香り。愛らしいカップ咲きの花を農場いっぱい咲かせたイングリッシュローズのジュビリー・セレブレーションを、当時のオースチン社の生産担当者と「国は違っても香りの好みは一緒だね」と楽しんだフレッシュでフルーティーな香り-私の人生はバラで満たされ、その香りとともに思い出が膨らみます。バラの香りは、本来人にとってとても有意義なもの。バラを育てているものだけが味わえる至福の時があります。沈んだ気持ちを軽くしてくれたり、興奮した気持ちを落ち着かせてくれたりします。私にとってバラは五感で楽しめる最高のパートナーです。普段は忙しくて余裕のない仕事場でも、ほんの少しでもバラの香りを嗅ぐだけで癒されるのはいつものことです。香水をつけていなくても「バラの香りがしますね」といわれることがあります。春に枝の剪定などした日は、オールドローズのロサ・ダマスケナやロサ・ケンティフォリアは葉にも香りがあるので、そのせいでしょうか。私自身気づかないうちにバラの香りが日常の香りになっているのかもしれません。ちょっとすてきなことだと思いませんか?バラと暮らすことでこんなご褒美があるのですから。自然が身近にあるというのは楽しいことです。だから毎日、淡々とバラ作りも続けられるのでしょうね。気軽にもっとバラの香りを楽しんでください。理屈ではなく、スッと心に染み入ってきます。その時、あなたが大切な方と一緒ならなおさら、ハッピーな思い出がずっとその香りとともに残っていくことでしょう。KomatsuGarden 3